Visual Studio Community 2013 + CUDA Toolkit

少し前ですが、Visual Studioの新たな無償版として Visual Studio Community 2013 が公開されました。このCommunity EditionではExpress Editionにあるような制限が撤廃され、機能上はProfessional Editionと同等になりました。
Visual Studio Community 2013 - Visual Studio

その代わり、ライセンス上の制限が設けられています。
「Pro相当機能が無料!」と話題になった「Visual Studio Community」の光と“影” - Build Insider

CUDAに関わるところでは、このCommunity Editionの登場によって、Linux上と同様、Windows上でもCUDA開発環境(Nsightを含む)を無料で利用できるようになりました
Express Editionの場合、Visual Studio拡張機能に非対応のためCUDA Toolkit(特にNsight)をインストールできません。そのためWindows上でCUDA開発を行う必要がある場合、従来は製品版Visual Studioの購入が必要でした。
一方Community Editionの場合は、拡張機能にも対応しておりCUDA Toolkitをインストールできるため、今後は(ライセンス条項を満たす限り)製品版は不要になりました。実際に試しましたが問題なくインストールできました。

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こうなると、Express Editionの存在意義はかなり薄れます。実際、次のVisual Studio 2015では廃止される方向のようです。

Q: Visual Studio Express エディションはどうなりますか?
A: 存在している Visual Studio Express のバージョン (2012 および 2013) はそのまま残ります。しかし現時点では Express エディションは 2015 バージョンではリリースする予定はありません。無償製品は今後 Community エディションに統合される予定です。

今回のCommunity Editionの公開は、当然Microsoftとしても思惑があってのことでしょうが、それでも英断と言ってよいと思います。Microsoft先生、太っ腹です。